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子どもの宿題は子どもの宿題です(トートロジー)

姪が三男坊のために描いてくれた電車の絵を切り絵に^^
姪が三男坊のために描いてくれた電車の絵を切り絵に^^

多くの小中学生が週明けに2学期の始業式を迎える。
我が家の兄ちゃんたち(中2、小6)は宿題終わったのだろうか。全く知らない(笑)

毎年この時期になると
「子供の代わりに本を読んで読書感想文書いた」とか
「親子で泣きながら夜中までかかって自由研究を仕上げた」とか
そんな話が聞こえてくる。

私は、宿題はやりたくなければやらなければいい、と思っている。
やり忘れたらやり忘れたで、ま、仕方ないんじゃない。叱られたらいい、そう思う。
中学生は成績に影響があるだろうが、それは本人の問題だ。
中2の息子の場合、宿題に未提出があると、部活出入り禁止にもなるらしいが、そうなったらそれで、それもやっぱり本人の問題だ。

ちょっと話がそれるけれど、私が小学校6年生の時のお話。
担任の先生は結構厳しく、怒ると手が出るおじさんだった。
私も、小遣い稼ぎのために学校で家のものを同級生に売り払ってお金を手に入れていることがバレた時は4発殴られた(←オマエガワルイw)
その先生、生徒の宿題未提出には厳しかったが、自分の仕事にはルーズで、6年生1年間で受けたテストのほとんどが返ってこなかった。
たぶん採点が追いつかなくて途中で諦めたのだろうと思われる(どうやって成績つけていたんだ)。
卒業間際に保護者向けに「テストの答案は後日郵送します。」とか何とかいう手紙も配られたが、今のところ答案は返ってきていない。先生いつ頃になりますか(笑)

4発殴られた腹いせに、30年も前のことを糾弾しようというのではない。
先生でもこんなことがあるというお話だ。
この先生が特別ルーズだったのか、たまたまその年どうしようもなくなるような事情があったのか、それは分からないけれど、大人で、小学生に宿題を課す側の先生でもこんなことがある。

子どもが宿題忘れたって、ま、いいじゃない。

特に大人のみなさんに申し上げたい。
頼まれもしないのに我が子の宿題をチェックして、怒ったり、一緒にやったり、オロオロしたりするのはやめにしましょう。宿題は彼らに課せられた課題なのだ。
忘れたって死ぬわけでなし、むしろ、忘れたのをどう先生に言いつくろうのか考える方がよっぽど脳のトレーニングになる。精神も鍛えられる(笑)

え?将来やることもやらないろくでもない大人になったらどうするって?
大丈夫、ちゃんと宿題やっていい大学出てもろくでもない大人になる人はなるし、ならない人はならない。
子どもにワーワー言ってないで、自分がやることやっている姿を見せる方が、よほど子どもの手本になるだろうと思うのです。

 

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今回の切り絵は、姪っ子(5歳)が三男坊のために描いてくれた電車の絵を切り絵にしたもの。