今週、愛知淑徳大学で16名の学生が所属するゼミにお邪魔して、「家庭と仕事の価値観カード」を使ったワークショップをやってきました。
50枚のカードに仕事や家庭の価値観に関する様々なコメントが記してあり、それらの中から自分が共感できるもの、できないものを選んで話し合うワークショップなのですが、いやぁ、盛り上がった!
(ひたすらしゃべる講演と違ってメチャ疲れたけど)
2年生なので就職活動も始まっておらず、仕事も家庭もまだ少し先の未来の話、そんな学生さん達相手だったので、反応はどうかなぁ、シラーッとした感じになったらあぁしよう、こうしよう、と色々シミュレーションしていたのは杞憂に終わり、ワイワイガヤガヤ楽しんで取り組んでもらえたし、学生さん達の若い価値観をグラグラ揺さぶることも出来たかなぁ。
カードを使ったワークの前に投げかけた「仕事と家庭の両立ってどんなイメージ?」という問には、
「大変」「頑張らないとやっていけない」「女性が辛い」「仕事にしわ寄せ」など、ほぼほぼネガティブな、通り一遍のイメージしか出てこなかった(そりゃそうだ、経験してないもん)のだけれど、
カードを使ったワークをする中で、
「こんなふうに言える人になりたいよね。」そうだねぇ、
「分かるけどさ、これ言ったら喧嘩になるじゃん。」ふむふむ、
「女性に限定して言っているのがムカつくよね。」なるほど。
「これいい!こうやって言ってくれるなら50代の男でも結婚する!」ホントか(笑)
みんなの生の声がたっくさん出てきた。
それをお互いに話し合うとまた盛り上がる。
いやぁ自分で作ったカードだけど、面白いなコレ(自画自賛w)
何より面白かったのは意見がぶつかりあった時。
『パパに赤ちゃん預けてご飯食べに行こうよ』というカードを選び、
「夫に預けてまでご飯を食べに行くなんて、ちょっと違うと思った。」と発表した学生(女子)に
「え!?他人じゃなくてパパに預けるんだよ?夫のこともっと信用しようよ!」
「俺、メッチャ預けて欲しいけど。」
と違う意見が。
自分が「こうでしょ!」と思った価値観に相槌を打ってもらえない。
全然違う意見が飛んでくる。
でも、それは否定じゃない。
「私は赤ちゃんの面倒をみることを、自分の時間よりも優先したい。」
学生である今、そう思うことは全然悪いことじゃない。
でも、ゼミの仲間から違う価値観、違う意見を聴いたことで、10年先に彼女が育児に疲れて自分の時間が欲しくなった時、夫に預けるという選択肢もあるんだ、人に頼ってもいいんだ、と思える土壌が出来たんじゃないかと思っている。
色々な価値観がある。
友達だって、恋人だって、夫婦だって、親子だって価値観が合わないことは普通にある。
合わない価値観を無理に合わせる必要もない。お互いに受け入れればいい。
価値観が変化することもある。変わったっていい。
そんなことをボンヤリとでも感じてもらえたのではないかと思っている。
カードを使ったワークの最後に、「自分の価値観カード」を作ってもらった。
面白い!と思ったものをひとつ紹介。
「妻に言ったその言葉、自分が言われたらどう思う?」
グサッ!気をつけます!(笑)
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上記のカードを使ったワークショップを開催します。
「家庭と仕事の価値観カードdeトーク」
平成30年12月14日(金)19時~21時
@名古屋フューチャーセンター(名城大学ナゴヤドーム前キャンパス 社会連携センターshake)
参加無料、予約不要、お気軽にお越しください。
託児ありませんが、お子さん連れでも大丈夫です。