我が家の土日は、中学生部活、小学生部活、二歳児は電車で、昼時に家族が揃うことが殆どない。
上の兄ちゃん達はひとりで昼飯を食べることも結構多い。
昨日もそうだった。中2長男が午前部活から帰ってくる時間には家人不在。そのため、メモ貼って出かけた。
「ごう殿 昼ご飯は
麻婆豆腐(冷ゾーコ)orおじやorカップラーメン
です。 父より」
昼飯のメモなんてどこもこんなものだろうけれど、意外と余計なことを書きたくなる。
「野菜を食べなさい、もしくはミカン」とか
「水筒と弁当箱を出すこと」とか
「明日は試合だからユニフォームを洗濯に出しておくこと!」とか
「ゲームをやる前に宿題を」とか、アレコレ書きたくなる。
自分が居ないうちに適当に食べたいものだけ食べ散らかして片付けもせずにゲームやっている姿が目に浮かぶと、ムラムラしてくる。
でも書かない。
書くのが面倒くさい(←オイ)のもあるが、書いても無駄だから書かない。
自分が居ない間の息子の行動を制御しようなんて無理だし、そもそも自分が居ようが居まいが他人の行動を制御しようなんておこがましい。
なので、息子が帰ってくる時間に、自分が居たとしても上記のアレコレは言わない。出来る限り言わないように我慢する。
何か口に出したくなったら、
「情報」だったり「選択肢」は口に出すが、
「命令」したり「何かを促したり」する言葉は慎む、
そういう風にいつも考えている。
メモの例で言えば、昼に食べられるものは何があるか、という「情報」は伝えるが、
「あれを食え」「これを食え」とは言わない、命令しない。
例えば、「麻婆豆腐を食べなさい、あと、野菜不足だからトマトとブロッコリーも」などとメモったとする。
結果、カップラーメンを食べていたら腹立たしい気分になる。
かと言って、親の言うことバッチリ聴いてメモどおり食べていたら、そんな中学生気持ち悪い。
どっちにしろ(自分も相手も)嫌な気分になるから言わない。
彼ら自身のやるべきことにも言及しない。
弁当箱を腐らせて翌朝困るのは息子達だ(何せ弁当箱が洗われていないと弁当は作ってもらえない)。
ユニフォームが洗っていなくて試合に出られない(もしくは臭いユニフォームで試合に出る)のは彼だ。
私自身の問題ではないし、そもそも「アレやれコレやれ」と言ったって「っるせぇなぁ!」と言われて腹が立つのがオチだ(笑)
日々のことだけでなく、進路も、就活も、婚活も、みんなそうだ。
婚活に親が口を出すなんて気が狂っているとしか思えない(余程特殊な事情がない限り)。
子どもの行動を一から十まで監視してあーだこーだ言うのではなく、自分が大人として自分の人生を謳歌するのがいい。
「うちの父ちゃん母ちゃん、楽しそうに生きているなぁ。大人って楽しそうだなぁ。」と思ってくれたらめっけもんだ。
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今年もギャラリー スペースプリズムで開催される猫展に出展します。
「猫展2019」
2019年2月7日(木)ー2月24日(日)
*火曜日休廊 午前11時30分〜午後7時(最終日は5時まで)
ギャラリー スペースプリズムにて